共有者の一人が亡くなり相続人がいない場合

共有者の一人が亡くなり、相続人がない場合は相続財産管理人の申し立てをし、
遺産の清算手続きを進めていきます。

相続人がいることが明らかでない場合は家庭裁判所が申し立てにより、相続財産管理人を選任します。
この相続財産管理人が遺産の清算手続きを進めていきますが、手続きには時間を要します。

相続財産管理人が選任されたという公告期間に二ヵ月
相続債権者及び受遺者への公告期間に二ヵ月
相続人捜索の公告期間が六カ月

というように公告期間だけで十カ月を要します。
その後特別縁故者からの財産分与申し立て期間を経て共有者に持ち分が帰属します。

特別縁故者と共有者のどちらが優先して共有持分を取得できるのかについては、
特別縁故者が優先します。

相続人がいない場合で残余の財産があり、かつ特別縁故者もいない場合に共有物の共有持ち分が、他の共有者に帰属します。
特別縁故者も共有者もいなければ、残余財産は国の物になります。

この特別縁故者の申し立て期間は三カ月です。
上記の公告期間を含めると最低でも被相続人の死亡から十三カ月が経過しないと、
共有持ち分は共有者に帰属しません。

相続人がいない場合の手続きは煩雑になります。
生前からの準備を遺言を作成するなり、信託・死因贈与等、生前契約をするなりの準備をしておく方が良いでしょう。

誰のものかがわからない物が存在するというのは好ましいものではありません。
手続きを進めていくにも手間も時間もかかります。

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