失踪宣告が取り消された場合の財産

不在者の生死が不明な場合に、
家庭裁判所に申し立てをして失踪宣告をすることが出来ます。

普通失踪の場合には7年間生死が明らかでないとき、
特別失踪の場合には危難が去った後1年間生死が明らかでないときに
失踪宣告の申し立てを行うことが出来ます。

失踪宣告がされると失踪者は法律上死亡したものとみなされ相続が発生します。
死亡保険金の請求や、財産の承継手続きができるようになります。

しかしこの失踪者が存命で発見され失踪宣告が取り消された場合、
支払われてしまった保険金や財産の承継はどのようになるのでしょうか。

原則的にはもとに戻すような形になります。
受領した死亡保険金は保険会社へ、承継した財産は本人へ戻します。

もし保険金や財産が処分されてしまっていた場合には、
善意か悪意かで返還すべき財産の範囲が異なります。

失踪宣告された人が生きていることをしっていたにも関わらず(悪意)、
遺産を承継して費消した場合には遺産全額と返還までの利息を付して返すものとされます。
さらに損害があるときは損害賠償の責任も負います。

失踪宣告された人が本当に生きていないと思って(善意)した行為はこれと異なります。
現存利益を返還することになります。

旅行や遊興費として費消した場合にはその金額は返す必要はありません。
現存利益があるとして学費や生活費は返還する必要があります。
ちょっとややこしいですね。

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