相続放棄を検討する場合の期限を知る
相続放棄は自分が相続人であることを知ったときから
三カ月以内に家庭裁判所に申述しなければいけません。
以外に三カ月という期間は
あっという間に過ぎてしまいます。
特に被相続人の生活状況が不明だと、
時間的なハードルは余計に高くなります。
一般的には負債が多い場合に相続放棄を検討されると思います。
しかし、財産を精査するには関係性を証明する戸籍を取得するだけでも
1週間から2週間時間が必要なのではないでしょうか。
そこから金融機関に照会をかけたり、
各信用機関に負債状況を確認すると
一か月近くはかかってしまいます。
第二順位、第三順位の相続人が相続放棄をする場合、
収集する戸籍の量も増えてしまいます。
同時進行で進めたとしても、
二ヵ月近くは費やすのです。
その間に葬儀や納骨があったり、
日常に関することがあったりすると
計画性をもって相続放棄の準備を進める必要があります。
財産の状況を把握しきれない場合には、
期間延長の手続きもとることが出来ます。
時間がない方は費用は発生しますが、
専門家に依頼してしまった方が安心されるかと思います。